同じ質問でも、伝え方ひとつで返ってくるヒントの精度が変わります。その鍵になるのが「メタ認知」です。
「自分が何を理解できていて、何を理解できていないか」を、一段上から把握する力——これを「メタ認知」と呼びます。勉強の得意な人は、この力を自然に使っています。自分の分からない場所が分かっていれば、そこだけを勉強すればいいからです。
AIへの質問は、このメタ認知のトレーニングになります。「どこまで分かって、どこから分からないか」を言葉にする作業そのものが、自分の理解を一段上から見る練習だからです。しかも、そう伝えると返ってくるヒントの精度も上がる——一石二鳥の使い方です。
「わからない」だけで質問すると、AIは最初から全部を説明し直します。「ここまでは分かった。ここからが分からない」と伝えると、分からない場所にピンポイントでヒントが当たります。
二次関数がわからない。
二次関数で、グラフの頂点を求めるところまではできた。そのあとの、最大値・最小値の場合分けが分からない。
解いている途中のものがあるなら、整理せず、やったことをそのまま話してください。「ここまではこう計算した。次にこうしようとして止まった」——この程度で十分です。AIは「どこで道を外れたか」を見つけて、そこからのヒントを返します。
もらったヒントでも分からないときは、遠慮せず「そのヒントでもまだ分からない。○○のところをもう少しくわしく」と返してください。分かるまで、何回でも付き合ってくれます。